インプラント
歯を失ってしまった
方への治療法

インプラント治療とは
インプラントとは、本来「体に埋め込むもの」を意味し、心臓のペースメーカーや人工関節などもその一種です。歯科におけるインプラント治療は、歯を失った部分のあごの骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を装着して噛む機能を回復させる治療法です。
人工歯根(インプラント体)は骨としっかり結合し、自分の歯のように自然な噛み心地を再現できます。
また、上に装着する人工歯はセラミック製で、見た目も非常に自然です。
周囲の歯とほとんど見分けがつかない、美しく自然な仕上がりが得られます。
当院では、CTによる精密な診断と専用オペ室での清潔な環境管理を徹底し、長期的に安定したインプラント治療をご提供しています。

医院で使用している
インプラントの種類

当院では、世界的に信頼性が高く、臨床実績の豊富なインプラントメーカーを採用しています。
骨との結合性、長期的な安定性、審美性を総合的に考慮し、患者さま一人ひとりの骨の状態や治療計画に合わせて最適なシステムを選択しています。
ストローマンインプラント
(Straumann)
スイスに本社を置く、世界シェアNo.1のインプラントメーカーです。
骨との結合が早く、長期的な成功率が非常に高いことが特徴です。
また、世界的に普及率が高いため、転勤やお引越しの際にも他院でメインテナンスを受けやすいという安心感があります。
オステムインプラント(Osstem)
韓国を代表するグローバルインプラントメーカーで、世界約90か国で使用される臨床実績豊富なブランドです。
骨の条件や症例に柔軟に対応でき、手術時の安定性と精度の高い加工技術に優れています。
品質とコストバランスの良さを両立したシステムとして、世界中の歯科医師に選ばれています。
どちらのインプラントも、科学的根拠と長期データに基づいた信頼性の高いシステムです。
診断から埋入、上部構造の製作、メンテナンスまで一貫して行い、長く快適に機能するインプラント治療を提供しています。
当院における
インプラント治療の特徴
豊富な経験と確かな技術
当院長は米インディアナ大学歯学部 インプラント科のプログラムを受講し、国際的な教育環境のもとで臨床経験を積んでいます。
その経験を活かし、医学的根拠に基づいた診査・診断のもと、患者さま一人ひとりに合わせた丁寧で精度の高い治療をご提供いたします。

CTによる精密な診査・診断
インプラント治療の成功には、あごの骨の状態や神経・血管の位置を正確に把握することが欠かせません。
当院では歯科用CTを用いた三次元的な診断を行い、安全で確実なインプラント手術計画を立てています。
CTによる診査により、骨の厚み・質・角度を正確に把握し、長期安定を見据えた治療を実現します。

サージカルガイドを用いた
正確で安全な手術
事前にCT画像をもとにインプラントの埋入位置・角度・深さをデジタル設計し、そのデータを反映したサージカルガイドを使用して手術を行います。
これにより、より正確で安全性の高いインプラント埋入が可能となり、術後の回復もスムーズです。

専用オペ室による清潔な環境
当院では、インプラントや外科的処置を清潔な環境で行うために、専用のオペ室を完備しています。
使用する器具・機材はすべてクラスB滅菌器で完全滅菌し、感染対策と衛生管理を徹底しています。
清潔な環境での外科処置は、インプラントの長期安定につながります。

医科との連携による
安心の全身管理体制
当院は、三鷹中央病院の医科と連携した医療体制を整えており、糖尿病や高血圧などの全身疾患をお持ちの方にも配慮した治療を行っています。
必要に応じて医科とも情報連携を行い、全身管理のもとで安全かつ安心なインプラント治療を提供しています。

インプラント治療の流れ
問診・カウンセリング
まずは現在のお悩みやご希望、全身の健康状態を詳しくお伺いします。
治療への不安や費用、期間などについても丁寧にご説明し、患者さまにとって最適な治療方法を一緒に考えます。

診査・診断
口腔内写真やCT撮影、歯周検査などを行い、骨の量や質、神経・血管の位置を正確に把握します。
これらの情報をもとに、インプラント治療が安全に行えるかを総合的に診断します。

治療計画
診断結果をもとに、お口全体のバランスや将来性を考慮した治療計画を丁寧に設計します。
治療の流れや期間、費用についてもわかりやすくご説明し、ご納得いただいたうえで治療を開始します。

インプラント1次手術
顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込む手術を行います。
手術は局所麻酔下で行い、痛みや不安を最小限に抑えます。
埋入後は骨とインプラントが結合するまで、数か月の治癒期間を設けます。
また、強い緊張や不安がある場合には、鎮静下での手術にも対応可能です。

インプラント2次手術
骨とインプラントがしっかり結合したことを確認したうえで、歯ぐきを整えるために小さな土台を装着します。
これによって、自然な見た目と仕上がりを目指します。

上部構造(被せ物)の型取り
土台の上に装着する被せ物を作るため、精密な型取りを行います。
噛み合わせや色調なども細かく確認し、
周囲の歯と調和した自然な見た目に仕上げます。

上部構造(被せ物)の装着
骨とインプラントがしっかり結合したことを確認したうえで、歯ぐきを整えるために小さな土台を装着します。
これによって、自然な見た目と仕上がりを目指します。

定期メインテナンス
インプラントを長く快適に使うためには、治療後の定期的なメインテナンスがとても大切です。

メインテナンスのチェック項目
- 3〜4ヶ月に一度、検診やクリーニングで状態を確認します。
- ネジの緩みや噛み合わせをチェックして、必要があれば調整します。
- インプラントは虫歯にはなりませんが、お手入れが不十分だと歯周病(インプラント周囲炎)になることがあります。
当院では、定期的なチェックやケアを通じて、インプラントが長持ちし、快適にお使いいただけるようにしっかりサポートいたします。
インプラント治療の
メリット・デメリット

インプラント治療のメリット
天然歯のようによく噛める
インプラントはあごの骨にしっかりと固定されるため、まるで自分の歯のような感覚でしっかり噛むことができます。
硬い食べ物も安心して食べられ、食事を楽しむ喜びを取り戻せます。
周囲の歯に負担をかけない
インプラントは、ブリッジや入れ歯のように両隣の歯を削ったり支えにしたりする必要がありません。
そのため、周囲の歯に負担をかけずに失った歯を補うことができます。長期的に見ても、お口全体の健康やバランスを守る治療法です。
見た目が自然
人工歯は周囲の歯の色や形に合わせて精密に製作されるため、自然な見た目で違和感がほとんどありません。
笑ったときも自然に見え、美しさと機能性を両立します。
インプラント治療のデメリット
外科手術が必要
インプラント治療は、あごの骨に人工歯根を埋め込む外科手術を伴う治療です。
そのため、術後に腫れや痛みが出る場合がありますが、ほとんどは数日以内に落ち着きます。
当院では、CTによる精密診断と衛生管理を徹底することで、長期的に安定し、質の高い治療結果を目指しています。
治療期間が長い
インプラントと骨がしっかり結合するまでに、数か月の治癒期間が必要です。
そのため、他の治療法に比べて治療完了までに時間がかかる点があります。しかし、十分な治癒期間を設けることで、長期的に安定した結果が得られます。
保険適応外の自由診療
インプラント治療は保険が適用されない自由診療となります。
そのため、治療費は他の方法に比べて高くなる傾向があります。当院では、治療内容・費用を事前にしっかりご説明し、患者さまにご納得いただいた上で治療を進めます。
インプラントの
寿命について

インプラントは、適切なメインテナンスを続けることで、長期的に安定した状態を保つことができる治療です。
実際には、骨や歯ぐきの健康状態・噛み合わせ・清掃状況などによって持ちには個人差がありますが、当院では長く快適に使っていただけるよう、精密な設計と定期管理を徹底しています。
日常的なケアと定期的な検診を行うことで、より良い状態を維持することが可能です。
インプラントが難しいケース
インプラント治療は多くの方に適応できますが、
あごの骨の量や厚みが不足している場合や、骨の吸収が進んでいる場合には、
インプラントを安定して支えるための十分な骨がないことがあります。
また、重度の歯周病が残っている状態では、感染や治癒の遅れにつながることがあるため、適切な治療計画を立てたうえでの対応が大切です。
当院では、CTによる三次元的な診断を行い、必要に応じて骨造成(GBR)やサイナスリフトなどの追加の処置を組み合わせることで、可能な限り安全で確実なインプラント治療を行えるようにしています。

その他生活習慣で
インプラントが難しくなるケース
喫煙・糖尿病・高血圧など全身疾患のコントロール不良は、治癒の遅れや感染リスクを高める原因となることがあります。
当院では、生活習慣や全身の健康状態を考慮しながら治療計画を立て、提携先の医科と連携し、全身管理のもとでより安全・安心なインプラント治療を目指しています。
治療後も、定期的なメインテナンスを通して長期的な安定をサポートします。
骨移植について

リッジプリザベーション
(歯槽堤保存術)とは
リッジプリザベーション(歯槽堤保存術)とは、抜歯後に起こる顎の骨の吸収を抑え、骨量をできるだけ保つための治療です。
歯を抜くと、その周囲の骨は時間とともに吸収され、減っていきます。
抜歯後の治療には、インプラント・ブリッジ・入れ歯などがありますが、特にインプラント治療では、十分な骨の高さと幅が不可欠です。
また、ブリッジや入れ歯の場合でも、抜歯部位の陥没が大きいと、清掃性や安定性に影響が出ることがあります。
リッジプリザベーションでは、抜歯窩に骨の再生を促す骨補填材を使用することで、抜歯後の骨吸収を抑え、歯ぐきの退縮も最小限に抑えることが可能です。
将来的な治療の選択肢を広げ、より良い治療結果につなげるために、抜歯と同時に行うことが有効な処置です。
対応ケース
リッジプリザベーションは、以下のようなケースで特に有効です。
- 将来的に
インプラント治療を検討している場合 - 抜歯後の骨の吸収や歯ぐきの陥没を
できるだけ抑えたい場合 - 前歯など、
見た目への影響が大きい部位の抜歯 - 抜歯部位の骨量が少なく、そのままでは治療の選択肢が限られると考えられる場合
抜歯時の骨の状態や今後の治療計画を踏まえ、適応を慎重に判断します。
インプラント治療との関係
インプラント治療では、十分な骨の高さと幅が不可欠です。
しかし、抜歯後に何も処置を行わない場合、骨は時間とともに吸収され、インプラントを埋入するために追加の骨造成手術が必要になることがあります。
リッジプリザベーションを行うことで、
- インプラントに必要な骨量を
維持しやすくなる - 将来的な骨造成の
負担を軽減できる可能性がある - 治療の選択肢が広がる
といったメリットが期待できます。
GBR(骨造成)とは
GBR(Guided Bone Regeneration)は、骨が不足している部位に骨造成を行い、インプラントが可能な骨量を確保する治療です。
対応ケース
- インプラントを埋入したいが、
骨の幅や高さが不足している場合 - 抜歯後に骨が吸収し、そのままでは
インプラントが難しいケース - インプラント埋入時に、
一部のみ骨が不足している場合
比較的幅広い症例に対応でき、インプラント治療の成功率を高める重要な治療です。
ソケットリフトとは
ソケットリフトは、上顎の骨の高さがやや不足している場合に行う骨造成法です。
インプラントを埋入する穴(ソケット)から、上顎洞内に骨補填材を入れ、骨の高さを確保します。
対応ケース
- 上顎の奥歯で、
骨の高さが少し足りないケース - 上顎で骨吸収が軽度な場合
- できるだけ外科的侵襲を抑えたい症例
上顎の骨量を少し補うことでインプラント治療の成功率を高める重要な治療です。
サイナスリフトとは
サイナスリフトは、ソケットリフトでは対応が難しいほど、上顎の骨の高さが不足している場合に行う骨造成治療です。
歯ぐきを切開し、上顎骨の側壁からアプローチし、上顎洞内に骨補填材を入れることで、ソケットリフトよりも十分な骨の高さを確保します。
対応ケース
- 上顎の骨吸収が進行し、
ソケットリフトでは対応できないケース - 長期間歯がなく、
骨の高さが著しく少ない場合 - 安定したインプラント治療のために、
十分な骨造成が必要な症例
インプラント治療の選択肢を広げるための、重要な治療法です。
インプラントを
ご検討の方へ

インプラント治療は決して安い治療ではありません。
その分、「どの医院で治療を受けるか」という選択はとても大切です。
今はスマホやPCで多くの情報を得られますが、中には誤った内容やネガティブな情報も少なくありません。
実際の臨床では、インプラント手術の成功例が圧倒的に多く、長期的に良好な結果を得ている患者さまがほとんどです。
そうでなければ、世界中でこれほど普及し、医学的に確立された治療法にはなりません。
当院では、初めてインプラントを検討される方も、他院で説明を受けて迷っている方も歓迎しています。
CTやレントゲンなど客観的なデータに基づき、誠実にご説明いたします。
患者さまが納得して治療を受けられる医院を選ぶことが、何より大切だと考えています。
不安や疑問があれば、どんなことでも遠慮なくご相談ください。